2016年夏季五輪招致都市の開催能力を調査する国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会は8日、最終訪問地のマドリードの現地視察を終了し、記者会見したムータワキル委員長は「会場の70%以上が既に存在するのは付加価値だ。大会のコンセプトとビジョンも良いし、政府をはじめ各方面の支援もある」と高く評価した。
候補4都市の現地調査はこれで完了し、各調査後の記者会見では東京、シカゴ、マドリードの開催計画が高評価を受け、リオデジャネイロがやや後れを取った印象となった。開催都市を決める10月2日のIOC総会(コペンハーゲン)で重要な資料となる評価報告書は、9月2日に公表される予定。
マドリードには開閉式屋根の付いたメーンコートのあるテニスセンターがこのほど完成し、水泳場の建設も始まっている。障害とみられる12年ロンドン五輪に続く欧州開催も、ムータワキル委員長は「IOCに大陸巡回制はなく、最高の都市が選ばれる」と影響を否定した。
この日の調査終了後にはスペイン国王フアン・カルロス1世主催の公式昼食会が王宮で開かれ、招致委員会は国王が10月のIOC総会に出席することを明らかにした。



