新型インフルエンザの感染拡大を受けて18日、スポーツ界も対応に追われたが、国内の主要なプロスポーツの試合で中止の動きは出ていない。

 日本サッカー協会はJリーグと合同で対策本部を設置。現時点で国際親善試合の日本-チリは予定通り27日に大阪・長居陸上競技場で行うことを決めた。Jリーグも、感染が広がる神戸、大阪を含めて日程通りに開催する方針。

 プロ野球は19日から交流戦が始まるが、日本野球機構は現時点で開催中止はないとしている。

 アマチュアスポーツ界はおおむね慎重だ。日本バレーボール協会は、大阪府箕面市での男子日本代表強化合宿についてファンへの公開を中止。20日に大阪市で始まるビーチバレーのワールドツアー女子大会は無観客試合となる可能性がある。日本体操協会は今月末に東京で開く予定だった新体操の全日本ユース大会を中止した。