10年バンクーバー五輪を目指す日本代表候補選手が6日、東京・味の素ナショナルセンターで行われている第2回合同合宿で、将棋の羽生善治4冠から「決断力」をテーマに講義を受けた。

 スノーボードハーフパイプ(HP)世界王者の青野令(スノーフレンズク)ら約150人が参加し、集中力や決断力の秘密を聞いた。「明らかに『こうした方がいい』と分からない場面を、見切って前に進めるか。落ち着いて、何となく確信を持っていけるかが大切。見切る力は、どんなジャンルでも共通します」など勝負師の心構えに、選手たちは聞き入っていた。