水着が未認可という理由で男子100メートル自由形の世界記録が公認されなかったアラン・ベルナール(フランス)は22日、「この決定は、水泳界や競技者に深刻な結果をもたらす」との声明を出した。ロイター通信が伝えた。

 ベルナールは認可水着の発表が行われる前の4月、フランス選手権でアリーナ社製の水着を着用し、史上初めて47秒を切る46秒94をマークした。同選手は「国際水連の見解は矛盾しており、理解しがたい」と非公認に不快感をあらわにした。

 フランス水泳連盟の幹部は「この問題は終わったわけではない」と述べ、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議申し立てする可能性を示唆した。