フィギュアスケート女子の浅田真央(中京大)が25日、モスクワでバンクーバー冬季五輪に向けた新プログラムを発表した。コンビを組んで2シーズン目となるタラソワ・コーチがショートプログラム(SP)とフリー、両方の振り付けを担当。フリーだけを手掛けた昨季より、さらに綿密に連携を取れる態勢が整った。

 SPは昨季のフリーで使った「仮面舞踏会」。同じ曲を滑ることに初めは戸惑いもあったが「力強かった去年と違い、初めて舞踏会に出るような華やかで明るい雰囲気になればいい」と異なるイメージで演じるつもりだ。フリーは荘厳な曲に高難度の技をちりばめる。

 初の五輪に向け、コーチは「乗り越える」というテーマを浅田に課す。「不安も、休みたいという気持ちも、重圧も…。毎日、自分を乗り越えなければいけない」と教え子に精神的な強さを求める。浅田も全幅の信頼を寄せ、二人三脚で金メダルを目指す。

 4位に終わった3月の世界選手権後、浅田は師弟関係の強化を課題に挙げた。五輪シーズンに向けたロシア合宿は5月に続き今回で2度目。今後はコーチの来日や海外合宿を計画している。

 コーチに勧められて施してもらったネイルアートをうれしそうに見せた。62歳と18歳、祖母と孫ほど年が離れた2人の距離は日を重ねるごとに近づいている。(共同)