ノルディックスキー世界選手権の複合で団体優勝した日本チームが2日、札幌市での合宿を公開した。リーダー格の小林範仁(東京美装)は「金メダルを取ってから、1人1人が五輪に向けて自覚を持ってやっている」と、来年2月のバンクーバー冬季五輪に向けた意気込みを語った。

 世界選手権では後半距離で逆転した。今回の強化合宿で掲げるテーマは、前半のジャンプと体力の強化。走力のある小林は「課題のジャンプで飛距離を稼ぐため、(踏み切りで)ジャンプ台にうまく力が伝わるようにやっているが、自分の体が使えていない」と試行錯誤だ。

 湊祐介(東京美装)はスムーズな踏み切りを意識し、渡部暁斗(早大)も空中姿勢を改良中。加藤大平(サッポロノルディックク)はジャンプ界のベテラン、岡部孝信(雪印)の飛型を参考にしたそうで「風の上に乗れている感覚がある」と手応えをつかんでいる。

 9日までの合宿に高橋大斗は参加せず、所属先の土屋ホームで欧州合宿中。五輪の団体金メダリスト、河野孝典ヘッドコーチは「金メダルで自信を持てたことが大きいが、個々のレベルアップは必要。前半のジャンプでリードすれば大きなアドバンテージになる」と、五輪本番に向けた青写真を広げた。(共同)