7日の誕生日で29歳になったフィギュアスケートの元世界女王が、約3年ぶりにファンの目の前に戻ってくる。五輪では1998年の長野で銀メダル、2002年ソルトレークシティー銅メダルのミシェル・クワン(米国)が8月中旬にソウルで開かれるアイスショーで、現世界女王の金妍児(韓国)と共演する。

 クワンは世界選手権で5度も優勝しながら、五輪では金メダルがない非運の選手として知られている。前回のトリノ大会では五輪代表に選ばれながら、右脚の付け根の故障で出場を断念。06年夏のアイスショーを最後にデンバー大で学業に専念していた。来年2月にはバンクーバーでの五輪が控えているが、代理人によると、五輪を目指すかどうかはまだ決めていないという。

 クワンの演技は観客に披露できるレベルに戻っているという。韓国の朝鮮日報(電子版)によると、クワンが「金妍児の母国で一緒に滑ることは楽しみ」と話し、金妍児は「クワンは幼いころからあこがれたアイドル。同じ舞台に立つことは光栄なこと」と喜んでいる。

 金妍児が初優勝した3月の世界選手権を訪れたクワンは、AP通信に「いろいろな目標を持っているし、すべての選択肢を試してみたい」と口にしていた。五輪まで残り約7カ月。どんな結論を出すのか注目される。(共同)