◆五輪のゴルフ

 ゴルフは正式競技として1904年セントルイス五輪で実施されたことがある。男子だけで、当時はリヨン(カナダ)が個人戦で優勝、団体戦はマッキーニーらがいた米国が勝った。過去にニクラウスやバレステロス、ノーマンなどのトッププロが熱心な競技採用への活動を行ってきた。96年アトランタ大会ではノーマンの働き掛けで会場候補に地元オーガスタ・ナショナルGCの名が挙がるまでに至った。だが開催期間である7~8月が芝の育成期間と重なるなど、ゴルフ場側が拒否して実現しなかった。また「これ以上試合を増やすと体がもたない」(ワトソン)など選手の反対もあった。タイガー・ウッズも00年11月に「金メダルがほしい」と発言してゴルフの五輪競技入りを熱望した経緯がある。

 05年7月に行われたIOC総会では12年ロンドン五輪で正式競技となる候補5競技に入ったものの、最終候補は空手とスカッシュの2競技に絞られ(ともに不採用)、総会での採決に至らないままロンドン五輪で採用は見送られた。当時、安西孝之・日本ゴルフ協会会長は「残念でなりません。ゴルフが五輪の正式種目となるよう、次回の競技入れ替えに向けて地道な活動を続けていきたい」とコメントを発表した。