男子の石川遼(17)らの活躍で注目を集めるゴルフが2016年夏季五輪の実施競技入りに前進し、北京五輪で日本が金メダルを獲得したソフトボールは復帰の道を断たれた。国際オリンピック委員会(IOC)の選択から一夜明けた14日、関係者の表情は明暗を分けた。

 全米女子プロ選手権優勝など日本を代表する選手として活躍した樋口久子さん(63)は、会長を務める日本女子プロゴルフ協会の事務局(東京都中央区)であらためて喜びを語った。「ゴルフがスポーツとして認められてうれしい。16年五輪が東京開催になれば、最高にハッピーです」と満面の笑みを浮かべた。

 IOCへのプレゼンテーションにゴルフ界の一員として参加した。「五輪はスポーツ全体の頂点。現役時代なら当然出たいですよ」と目を輝かせたが、ぜいたくな娯楽としてみられることが多いだけに「五輪競技になって、老若男女だれもが気軽に楽しめるゴルフになってほしい」と願った。

 北京五輪ソフトボールのエース上野由岐子(27=ルネサステクノロジ)は成田市での練習後に「大きなものを失った。(頭が)真っ白です」と話したが、あきらめたような顔だった。チームは落選の話題で持ちきりで「これから自分たちがどうなるんだろう、という不安もかなり大きい」と複雑な胸の内を明かした。

 それでも、投げ続けることが自分の役目と信じている。「ソフトボールが好きな気持ちに変わりはない。いつか五輪に戻るのを目指すしかない」と気丈に話した。