<レスリング:全日本選手権>◇23日◇東京・代々木第2体育館◇男子フリー55キロ級ほか

 世界選手権男子フリー55キロ級代表で昨年王者の湯元進一(24=自衛隊)が、2回戦で高校生の森下史崇(茨城・霞ケ浦高3年)にまさかの敗戦を喫した。1-1で迎えた第3ピリオドは終盤までリードしていたが、試合終了まで残り3秒で切り返されて3点を奪われて敗れた。前日は北京五輪フリー60キロ級銅メダリストで双子の兄、健一も準決勝で敗れる波乱。「ショックだったけど、それは別」と影響は否定。来年に向けて「今まではチャレンジャーだったけど、今年は受けて立つ立場で、結果的にそれがレスリングに出てしまった。負けてしまった以上、相手が上。次は全力でやる」と雪辱を誓っていた。