2012年ロンドン五輪組織委員会は19日、鉄片から生まれたとする五輪とパラリンピックのマスコット2体を発表した。目がカメラのため1つだけの現代的な姿を、英メディアは「かわいらしさがない」などと伝えている。

 五輪マスコットは「ウェンロック」と呼ばれ、「近代五輪の父」クーベルタン男爵が五輪を創設するきっかけとなった大会が行われた英国の村の名前を付けた。パラリンピックのマスコットは「マンデビル」。五輪スタジアムの建設に携わった老工員が、退職の日に拾った鉄片から双子の孫のために作った人形が動きだすという物語に基づいている。

 同五輪では07年に発表したロゴが奇抜なデザインで批判を浴びた。