講道館柔道の創始者でアジア初の国際オリンピック委員会(IOC)委員になった嘉納治五郎氏の生誕150周年記念国際シンポジウムが12日、東京都内で開かれ、元柔道選手で欧州オリンピック委員会会長のパトリック・ヒッキー氏が基調講演で「嘉納師範の哲学や生きざまは近代五輪の創始者、クーベルタン男爵の哲学に通じる」と敬意を表した。

 アイルランド人でIOC委員の同氏は、嘉納氏のスポーツを通じた教育や国際交流の功績に触れ「スポーツには競技と教育の両面があるが、現在の五輪はメダル偏重。競技より教育を前面に押し出す8月の第1回ユース五輪の発展に期待したい」と述べた。