10月8日に開幕する2010~11年シーズンを最後に廃部するバスケットボール女子Wリーグの日本航空が、男子のbjリーグにチームを持つ新潟アルビレックスにチームを譲渡する方向で最終調整していることが27日、分かった。双方の関係者が明らかにした。早ければ29日に発表される。

 日本航空は3月に、経営合理化策の一環としてバスケットボール部の廃部を発表。その後、Wリーグが中心となって20社以上の企業と譲渡交渉を持ってきたが、最近になって新潟が最有力候補に浮上していた。

 日本航空は1985年にWリーグの前進の日本リーグ1部に初昇格し、Wリーグで3度準優勝。05年の全日本総合選手権で初優勝した。世界選手権代表の高橋礼華が在籍するほか、選手に現役の客室乗務員がいることで知られ、映画の題材にもなった。

 新潟は男子の日本リーグで休部となった大和証券を引き継いで00年に日本初のプロバスケットボールチームとして発足。05年に日本リーグを脱退し、bjリーグに参戦した。