フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、NHK杯が22日、名古屋市ガイシプラザで開幕する。21日は公式練習でバンクーバー冬季五輪銀メダリストの浅田真央(20=中京大)や同五輪で銅メダルに輝いた高橋大輔(24=関大大学院)が氷の感触を確かめた。

 浅田は昼の練習でジャンプにミスが目立ったが、夕方はショートプログラム(SP)の音楽を流してトリプルアクセル(3回転半)や2連続3回転を決め、「地元でできるので、力を出せるようにしたい」と笑顔。高橋は「練習の調子は良くないが、上がってくると思う」と落ち着いていた。

 ともに昨季の世界ジュニア選手権を制し、今季からシニアに転向する女子の村上佳菜子(15=愛知・中京大中京高)と男子の羽生結弦(15=宮城・東北高)も調整。村上は2連続3回転、羽生は4回転ジャンプを決め、調子の良さをうかがわせた。

 女子は22日、男子は23日にSPを実施する。