昨年の世界体操選手権で活躍した男子の内村航平と山室光史、女子の田中理恵が27日、東京都内のホテルで開かれた日体大体操部の祝勝会に出席し、今春卒業の内村は「世界選手権で個人総合を2連覇できたことは、ロンドン五輪へのいい経験になった。今後はコナミで体操をやるが、プロ意識を持っていきたい」と壇上であいさつした。

 内村や山室はプロ野球日本ハムの斎藤佑樹やサッカー日本代表の香川真司が同じ学年。内村は「すごいなと刺激を受けている。一度会ってみたい」と熱望した。日体大大学院に在学する田中は東京開催となる10月の世界選手権に向けて「笑顔でエレガントな体操を見てもらいたい」と話した。