2006年トリノ冬季五輪フィギュアスケート女子金メダリストで、宮城・東北高出身の荒川静香さん(29)が6日、仙台市若林区の避難所を訪問して「自分が育った仙台、東北に活気が戻るようなイベントをしたりして復興につなげたい」と、継続的に支援する考えを示した。

 菓子やアイマスクを差し入れた荒川さんは、お年寄りと握手したり、子どもに頼まれたサインをして、「笑顔でね。皆さんが頑張れるようにお手伝いします」と声を掛けた。

 避難所で生活する安達董さん(70)は「遠い存在の人だけど、地元を忘れていないんだ。うれしいし、力になる」と笑顔を交えながら話した。