<体操:全日本選手権>◇初日◇23日◇東京・代々木第1体育館

 昨年の世界選手権代表でアジア大会個人総合銅メダルの田中理恵(23=日体大大学院)は、最終種目の段違い平行棒でミスが出て2位スタートとなった。新しく取り入れた高難度の移動技「マロニー」に挑んだが、落下。3種目目までで首位につけていたが、最後に2位に下がった。

 それでも「少し足が震えた」という最初の平均台で、2度あった落下の危機をこらえられたことで、緊張がほぐれたという。「もうちょっと緊張すると思ったけど、今年最初の大きな試合にしては試合を楽しめました。明日は順位を狙いすぎず、でも、攻めた演技をしたい」と前向きに話した。