日本オリンピック委員会(JOC)は29日、理事会を開き、竹田恒和会長(63)を再選した。任期は2年。7期目に入る同会長は重点課題に<1>ロンドン五輪の選手強化<2>日本体協と合同での創立100周年記念事業<3>2020年夏季五輪招致-などを挙げ「新たな100年への重要な一歩を踏み出したい」と所信表明した。

 市原則之専務理事(69)が副会長兼任となり、福田富昭(69)水野正人(68)両副会長との3人態勢になった。来年のロンドン五輪を控え、選手強化本部長は上村春樹常務理事(60)が留任。柔道女子で日本初の世界チャンピオンの山口香新理事(46)が女性スポーツ専門部会長になった。