16日に上海で開幕する水泳の世界選手権の競泳代表が12日、北海道江別市で合宿を報道陣に公開し、男子200メートル背泳ぎで優勝を狙う入江陵介(21=イトマンSS)や女子100メートル背泳ぎで今季世界最高タイムをマークしている寺川綾(26=ミズノ)が精力的な泳ぎを見せた。

 入江は「練習ではいいタイムが普通に出ている。まず100メートルでメダル争いに食い込んで、200メートルにつなげたい」と抱負を述べた。寺川は「大きな大会の決勝で自己ベストを出したことがない。100メートルを全力で泳ぎ切って喜べる結果であればいい」と慎重だった。

 男子200メートルバタフライで北京五輪王者のマイケル・フェルプス(26=米国)を破ることを目標に掲げる松田丈志(27=コスモス薬品)は、食事管理で体重を約5キロも落としたそうで「体が軽く感じる」と好感触を口にした。

 男子平泳ぎの北島康介(28=日本コカ・コーラ)は東京都内で合宿中。競泳代表は21日に上海入りし、24日から競技に臨む。