<剣道:第3回全日本都道府県対抗女子優勝大会>◇16日◇東京・日本武道館

 東日本大震災の影響が出た。福島は初戦の2回戦で徳島に接戦で敗れた。練習場所が避難所や物資集積所となり、十分な準備ができなかった。選手選考会も開催できなかったが、土屋勝監督は「試合に出て子供たちに夢や元気、安心を与えたかった。メンバーは頑張ってくれた」と参加の意義を強調した。

 岩手は1回戦で、優勝した佐賀に敗退。一時は竹刀や防具が手元にない選手もいた。警察官の有力選手が復興作業を優先して参加を辞退したことも響いたが、大谷佳代子監督は「仕方ない。来年は絶対に出ると言ってくれている」。宮城は4月の男子の都道府県対抗優勝大会に続く不参加だった。