<セーリング:東北大会>◇最終日◇18日◇秋田県由利本荘市・本荘マリーナ沖

 28日に東北4県で開幕する全国高校総合体育大会への出場権を懸けたセーリングの東北大会は、東日本大震災の津波で艇を失った岩手・宮古のチームが男女とも優勝するなど被災県が活躍した。

 出場権を得た男子9位以内に宮古、宮古商、宮城・仙台二から各2チーム、さらに福島・いわき海星が入った。女子も同6位以内を宮城、岩手勢が占め、宮古・佐藤早紀選手(17)は「周りのサポートに感謝し、落ち着いて後悔しないレースをしたい」と本番へ意気込んだ。

 高校総体のセーリングは8月17~20日まで今大会と同会場で行う。