トップアスリートらに助成金を与えるスポーツ振興事業助成の認定式が21日、東京・ナショナルトレーニングセンターで行われ、陸上男子やり投げの村上幸史(31=スズキAC)や、柔道の穴井隆将(26=天理大職)、体操の田中理恵(24=日体大大学院)らが出席した。

 同助成は選手や指導者が安心して競技活動に打ち込めるよう、90年度から始まった。日本オリンピック委員会(JOC)の強化指定選手エリートAの個人競技には毎月20万円、同Bには毎月10万円などが支給される。対象者は計618人。

 エリートAを代表して認定証を受け取った穴井は「応援していただいていることを自覚して、さらに精進したい」と決意。同Bの代表を務めた田中は「練習に集中できる環境をつくってもらえていることに感謝しながら、取り組みたい」と話した。村上は、選手を代表して「来年のロンドン五輪で最高の成績を挙げられるように精進していく」と決意表明した。