9月開幕のラグビーW杯に出場する日本代表のイタリア合宿が27日、同国北部トレビゾでスタートし、練習初日はストレッチやパス回しなど軽めの内容で汗を流した。

 日本は今月前半のパシフィック・ネーションズカップで前回W杯8強のフィジーなどを破って初優勝。チーム状態は上向きだが、主将の菊谷崇(トヨタ自動車)は「反省点も出てきている。今回の合宿の目的は、その改善と全体のレベルアップ」と意欲的だった。

 合宿終盤の8月13日にはイタリア代表と対戦する。イタリアは今年の欧州6カ国対抗で、日本がW杯1次リーグで対戦するフランスに競り勝っている。カーワン・ヘッドコーチは「イタリアはスクラムがフランスのそれに近い。プレスの時にゆっくりプレーする。今回は、そのスタイルを見たい」と話した。