バドミントンの世界選手権(8月8~14日・ロンドン)に出場する日本代表が29日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を公開し、池田信太郎と混合ダブルスで初出場する潮田玲子(以上日本ユニシス)は「簡単ではないが、一番の目標はメダル。(来年のロンドン)五輪と会場も時期も同じでシミュレーションにもなる」と抱負を語った。

 五輪出場権は来年4月末までの1年間の世界ランキングで決まる。潮田と組んで4人を相手に素早く対応する練習などで汗を流した池田は「世界ランキングが少しでも上がるよう、一つでも勝ち上がること」と目標を掲げた。女子ダブルスは2年連続8強で前田美順と組む末綱聡子(以上ルネサス)が「五輪に向けて意識の高まる大会になる」と意気込んだ。

 シングルスで男子は6月に2008年北京五輪王者の林丹(中国)を破るなど、好調の佐々木翔(トナミ運輸)が「勢いを継続できるよう、集中していきたい」と話し、女子は3月の全英オープンで準優勝した広瀬栄理子(パナソニック)が「自分のプレーができればメダルのチャンスがある」と本番を見据えた。