<女子バスケットボール:ロンドン五輪アジア予選兼アジア選手権>◇初日◇21日◇長崎・大村市体育文化センター

 日本が順調に白星スタートを切った。世界ランク15位の実力で、同55位のレバノンを圧倒。5-5の第1クオーター(Q)3分にSG大神雄子(28=JX)のシュートで勝ち越すと、その後は着実に得点を重ねて77-49で快勝した。

 28点差の勝利にも、中川文一ヘッドコーチ(63)は「守備は安定していたが、攻撃は外からのシュートだけ。グッとゴールへ向かうプレーが少ない」と辛口。チーム最多タイ15得点の大神も「初戦なので物足りなさも感じる。今日より明日、ですね」と話した。

 大会は両国と中国、韓国、台湾、インドの6カ国が総当たりで1次リーグを行い、上位4カ国が27日の準決勝に進出。優勝国が来年のロンドン五輪の出場権を獲得し、2位と3位は来年の世界最終予選へ出場する。日本は22日、世界ランク22位の台湾と対戦する。