国際柔道連盟(IJF)の設立60周年記念パーティーが21日、パリのオペラ座で開かれ、女子48キロ級の00年シドニー、04年アテネ五輪金メダリストで昨年10月に引退した谷亮子さん(35)が「史上最優秀女子選手賞」を受賞し、特別表彰された。パーティーに出席した谷さんは、たまに柔道着を着て練習しているそうで「震災に対する世界各国の温かい支援に、返礼の意味を含めて出席させていただいた。これまで長い間、私を応援し、支援してくださったすべての皆さまとこの賞を分かち合いたい。一生涯、記憶にとどめておきたい」と喜びを語った。

 また、現役選手の中の「最優秀女子選手賞」には、世界選手権2連覇中の女子63キロ級の上野順恵(28=三井住友海上)が選ばれた。当日まで受賞を知らなかった上野は「本当ですか?」と驚きながら「とても光栄です。もっと派手な格好をしてくれば良かったなぁ」と喜んでいた。