<バスケットボール女子ロンドン五輪アジア予選兼アジア選手権:日本62-76中国>◇6日目◇27日◇準決勝◇長崎・大村市体育文化センター

 20歳の渡嘉敷来夢(JX)は敗戦の責任を背負い込んだ。大会前に右足首を痛めたこともあり、チーム最長身191センチはこの日が今大会初先発。中川監督が「今日のメンバー構成がベスト」という布陣だったが、平均身長188センチの中国の高さは崩せず、渡嘉敷も6得点、4リバウンドに終わった。

 渡嘉敷は「1位通過で五輪を決めたかった。中国は高さだけでなく、強さもあった。自分のせいで負けたんじゃないかと…」と声を詰まらせた。それでも28日の3位決定戦で台湾に勝てば、来年の世界最終予選に出場できる。五輪への望みをつなぐ一戦へ「自分らしいプレーをして勝ちたい」と気合を込めていた。