<体操:全日本学生選手権>◇初日◇30日◇和歌山ビッグホエール◇男女団体決勝、個人総合予選

 世界選手権代表で、田中3きょうだいの末っ子、佑典(ゆうすけ=21)が、順大の王座奪回に貢献した。3連覇を狙った日体大に、4・750点差をつけ、合計439・750点で3年ぶり5度目の優勝に導いた。主将で今年が最終学年の田中佑は「世界選手権に向けて、いい思い出ができた」と、初の大舞台に弾みをつけた。

 個人総合予選でも、6種目合計で、ただ1人、90点台に乗せる90・400点でトップ通過。「今日は(チームのために)少し守ったけど、明日は楽しみたい」と、31日の個人総合決勝で、自身初の優勝に挑む。