全日本柔道連盟(全柔連)は9日、東日本大震災の復興支援の一環として収益金を全額寄付する「日仏対抗親善大会」(23日、パリ)の概要と、出場する日本代表(男女各7階級)を発表した。現地時間の夜8時半から、8月の世界選手権と同じパリ市内のベルシー体育館を使用する。

 代表は、女子52キロ級の中村美里(三井住友海上)、同78キロ超級の杉本美香(コマツ)がけがで欠場するが、それ以外は「ベストメンバー」(吉村和郎強化委員長)と、世界選手権に出場した選手で構成。男子100キロ超級では鈴木桂治(国士舘大教)が出場。世界選手権4連覇を果たしたテディ・リネールと対戦する可能性もあり、上村春樹会長は「基本的に向こう(フランス)もベストメンバーを出すと言っている。良い試合をして、復興支援のために役立てたい」と話した。

 出場選手は次の通り

 【男子】

 ◆60キロ級=平岡拓晃(了徳寺学園職)◆66キロ級=海老沼匡(明大)◆73キロ級=中矢力(東海大)◆81キロ級=高松正裕(桐蔭学園高教)◆90キロ級=西山大希(筑波大)◆100キロ級=穴井隆将(天理大職)◆100キロ超級=鈴木

 【女子】

 ◆48キロ級=浅見八瑠奈(コマツ)◆52キロ級=西田優香(了徳寺学園職)◆57キロ級=佐藤愛子(同)◆63キロ級=上野順恵(三井住友海上)◆70キロ級=田知本遥(東海大)◆78キロ級=緒方亜香里(筑波大)◆78キロ超級=田知本愛(ALSOK)