<柔道:全日本ジュニア体重別選手権>◇最終日◇11日◇上尾市・埼玉県立武道館

 男子100キロ超級を制した19歳の大器、王子谷剛志(東海大)は2連覇にも笑顔はなかった。「ここ最近で一番悪い内容。情けない」と伏し目がちに話した。

 決勝は本来の出足が影を潜め、延長でも決め手を欠いた。旗判定を3-0で何とか制し「これでは世界は程遠い」と嘆く。8月のユニバーシアードでは銅メダルに終わっただけに「気持ちを切り替え、初心に帰って頑張る」と世界ジュニア選手権(11月・南アフリカ)を見据えた。