レスリングの世界選手権は12日にトルコのイスタンブールで開幕し、男子フリースタイル、同グレコローマンスタイル、女子の各7階級の5位までに与えられる来年のロンドン五輪出場枠を懸けて18日まで行われる。

 女子は金メダル量産が期待され、9連覇を狙う55キロ級の吉田沙保里(28)は15日に7度目の頂点を目指す63キロ級の伊調馨(27、ともにALSOK)とともに登場する。16日の72キロ級には浜口京子(33=ジャパンビバレッジ)が出場。11日に現地で初練習した吉田は「思ったより動けていい感じだった。同じホテルには北京五輪で対戦した選手もいて気が引き締まった」と闘志をかき立てた。

 12日は男子グレコが行われ、日本勢は55キロ級の長谷川恒平(26=福一漁業)66キロ級の岡本佑士(22=警視庁)96キロ級の有薗拓真(山梨学院大)が出る。