レスリングのロンドン五輪出場枠を懸けた世界選手権(トルコ・イスタンブール)に出場する男子フリー日本代表が12日、成田空港を出発した。81年大会に52キロ級で優勝した朝倉利夫以来、世界選手権の金メダルから遠ざかっている男子フリー。09年大会3位の66キロ級の米満達弘(25=自衛隊)は「日本の強さを世界に見せつけたい」と意気込んだ。

 北京五輪銅メダリストで60キロ級の兄・湯元健一(26=ALSOK)と55キロ級の弟・進一(自衛隊)は、日本レスリング界初の双子代表。健一は「目の前の敵を全部倒していく」と力を込め、進一も「優勝しかない」と力を込めた。