ラグビー日本代表は13日、オークランド近郊のシルバーディール・ラグビー場で16日のW杯1次リーグ第2戦ニュージーランド戦(ハミルトン)に向け完全非公開で調整した。

 この日の現地は強風に加えて、時折、前が見えなくなるほどの激しい雨に見舞われた。一瞬で雨が止んだかと思うと、晴れ間がのぞくなど気まぐれな天気。

 NO8谷口到(26=神戸製鋼)は「(善戦した)フランス戦は、よくやったというより、僕自身としてはすごく悔しい思いが強い。健闘したからと言って、素直には喜べない」と話した。1次リーグ残り3戦で、目標の2勝をつかむ意気込みだ。

 練習ではスクラムや、セットプレーの確認などを入念に行ったもよう。

 ロック北川俊澄(30=トヨタ自動車)は、世界ランク1位で開催国との対戦に向け「防御の際にFWがもう少し広がって、フィールド全体を埋めるようにしたい」と対策を話した。

 カーワン・ヘッドコーチは「今日は少し長い時間、練習をしましたけれど、みんな少し疲れている。(試合まで)時間ない。難しいね」と語り、慎重に選手のコンディションを見極めていく方針だ。