柔道の男子日本代表が13日、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで、8月の世界選手権後最初の強化合宿を公開した。

 世界選手権ではメダルを1個も取れずに惨敗した重量級。1回戦で敗れた100キロ超級の上川大樹(明大)は「今でも引きずっている感じがあるが、この合宿では集中力を持たせたい。成長したなと思われるようになる」と再起を誓った。3回戦で敗れて2連覇を逃した100キロ級の穴井隆将(天理大職)もビデオを振り返ったそうで「徐々に気持ちを切り替えていきたい」と前を向いた。

 篠原信一監督は「基本と研究を増やす。世界選手権で負けた選手らの映像を(強化指定選手)みんなで見て、ここがダメだとか意見を言わせる。自分らで考えさせたい」と、来年のロンドン五輪への再出発を期した。