東京都が開催に立候補した2020年夏季五輪の招致委員会が15日に開く第1回理事会で発足することが14日、関係者の話で分かった。当初は10月末に発足する予定だったが、約1カ月前倒ししてスタートを切る。

 石原慎太郎知事が会長に就く招致委は、理事会と評議会で構成される。招致活動について助言する評議会メンバーは政財界のトップに就任を要請中だが、日本オリンピック委員会(JOC)関係者は「一刻も早く理事会を立ち上げて動きだす必要がある」と話した。

 招致委は活動の実質的な指揮を執る理事長を竹田恒和JOC会長が担い、実務面での責任を負う事務総長を水野正人JOC副会長が務める。