<ラグビーW杯:日本7-83ニュージーランド>◇16日◇1次リーグA組◇ハミルトン

 2月にクライストチャーチを襲った大地震と、3月の東日本大震災の犠牲者へ、試合前に黙とうがささげられた。

 両チームの選手に加えて、ニュージーランドはキー首相、日本も元首相で日本ラグビー協会の森喜朗会長がピッチ上で整列。超満員のスタンドが、鎮魂の思いを込めて静寂に包まれた。

 東日本大震災の被災地でもある福島県出身のロック大野均(33=東芝)は先発出場し「W杯の舞台で最後まで戦い切りたかった」と話した。気仙沼の実家が津波に流されたプロップ畠山健介(26=サントリー)も途中出場し、全力を尽くした。