<関東大学ラグビー対抗戦:帝京大68-5日体大>◇17日◇埼玉・熊谷ラグビー場

 史上2校目の大学選手権3連覇を目指す帝京大が、10トライの猛攻で圧勝スタートを切った。前半4分、敵陣ゴール前からFW戦で押し、ロックのティモシー・ボンド(4年)が先制トライ。その後も次々と得点を重ね、王者の貫録を見せた。フッカー白(はく)隆尚(4年)、SH滑川剛人(4年)が、それぞれ2トライずつを挙げた。

 主将のSO森田佳寿(4年)は、風上に立った後半、6本のキックをすべて成功させた。防御も1トライに抑え、3連覇へスキらしいスキは見当たらない。それでも岩出雅之監督は「目指したいところへ向け、いい変貌を遂げてもらいたい。相手にとって嫌なチームでいたい」と、注文を付けることを忘れなかった。