ニュージーランドで開催されているラグビーW杯に出場している日本代表のFB上田泰平(29=ホンダ)とプロップ川俣直樹(25=パナソニック)ら5選手が19日、北島にあるケリケリ高校を訪問し、生徒らと交流を図った。

 ケリケリ高のラグビー部員から歓迎のハカを披露され、その後は大勢の生徒から英語で質問攻めにあった。トンガ出身のフランカーのタウファ統悦(30=近鉄)以外は英語が話せないため、大柄の男たちも、英語の質問にたじたじになり、小さくなってしまった。

 日本人留学生で和歌山県出身の丸山胡桃(くるみ)さん(2年)と、福井県出身の江原有紀さん(2年)も交流会に参加。丸山さんは「こっちでは女の子でもラグビーの授業があるんです」とうれしそうに話し、江原さんも「すごく楽しかったです」と笑顔を見せた。

 日本代表は19日午後から、今大会初勝利がかかるW杯1次リーグトンガ戦(21日、ファンガレイ)に向け合宿地ケリケリで本格的に練習を再開。トンガ戦の先発メンバーも発表になる予定だ。