W杯に参戦しているラグビー日本代表は20日、ニュージーランドの最北端に近い合宿地ケリケリから、W杯1次リーグ第3戦トンガ戦(21日)の会場となるファンガレイに移動した。

 試合会場で完全非公開にして最終調整もこなし、今大会初勝利に向け仕上げた。既にフランス、ニュージーランドと優勝候補に2連敗。決勝トーナメント進出は絶望的だが、トンガ戦に勝てば91年大会以来、W杯で20年ぶりの勝利となる。

 大阪・島本高校から帝京大に進み、ニュージーランドのカンタベリーアカデミーでもプレー経験のあるフッカー堀江翔太(25=パナソニック)は「前の(FW第一列)3人とは常に話をしながら連係を取っている。日本人らしく、ひたむきにタックルにいきたい。少しでも、1ミリでも前に進めるようにする」ときっぱり。

 さらにひげモジャの堀江は「勝負するからには、勝ちにいきますよ」と男らしく宣言。日本ラグビー界に20年ぶりの勝利をもたらし、自慢のひげ面で“どや顔”をするつもりだ。