東日本大震災の復興支援として日本オリンピック委員会(JOC)が開催する「ミニ五輪」が、10月10日の「体育の日」に宮城県の仙台市と東松島市でスタートすることが21日、関係者の話で分かった。プロジェクトに協力する国際オリンピック委員会(IOC)のウン副会長も来日し、国内外の五輪選手が被災地の人々とスポーツを通じて交流する計画だ。

 「ミニ五輪」は五輪に倣った聖火リレーや開会式の入場行進を取り入れ、老若男女問わず参加できる「運動会」のイメージという。米国オリンピック委員会の協力も仰ぎ、五輪選手による多数のスポーツ教室も開く。

 JOCは宮城県から「ミニ五輪」を開始し、青森、岩手、宮城、福島、茨城の被災した5県で、3年間で約60回実施する予定。