<ラグビーW杯:トンガ31-18日本>◇21日◇1次リーグA組◇ファンガレイ

 東日本大震災で大きな傷を負った宮城県気仙沼出身の日本代表プロップ畠山健介(26=サントリー)が、トンガ戦の前半14分に一時は同点となるトライを挙げた。畠山はW杯初得点になる。

 ラインアウトからモールを押し込み、最後は相手DFの間を力ずくで押し込む執念のトライだった。

 それでも91年大会のジンバブエ戦以来、20年ぶりの勝利を狙ったトンガ戦で惜敗。勝利に結びつけることは、できなかった。

 畠山は「トライを奪ったことより、その直後のキックオフで、簡単にトライを許してしまった。キックオフをどう対応するか、もっとやるべきだった」と課題を指摘した。