<柔道:日仏対抗親善大会>◇23日◇パリ

 世界選手権で惨敗した男子重量級は、この日も精彩を欠いた。100キロ超級の鈴木桂治は一本負け。左手を負傷している100キロ級の穴井隆将は先に2度の指導を受けるなど苦戦した。

 穴井は延長の末に内股で一本勝ちしたが「いつもの釣り手を動かす柔道ができなかった」とさえない表情。篠原信一監督は「穴井はけがでまともに組めないとはいっても、もっとできる。100キロ級と100キロ超級は現状では厳しい」と不機嫌だった。