<ラグビーW杯:ニュージーランド37-17フランス>◇24日◇1次リーグA組◇オークランド

 フランスは自由奔放な攻撃を封じられ、スコア以上の完敗だった。本来はSHの2人がHB団を組む布陣で盛んに仕掛けたが、ニュージーランドの堅守の前にパスで崩した場面は少なかった。

 後半の2トライはCTBメルモが相手パスをインターセプトしたのと、ゴール前のペナルティーから速攻で挙げたもの。本来の輝きはなく、リエブルモン監督は「試合を支配され、とても厳しい戦いだった」と渋い表情だ。

 ただ、準々決勝以降の組み合わせを考えると、A組で2位通過した方のブロックには、フランスが戦い慣れた欧州勢が集まると予想される。主力を温存したともささやかれたが、デュソトワール主将は「準々決勝進出に向け、次の最終戦に集中する」と話した。