<関東大学ラグビーリーグ戦:東海大27-10法大>◇25日◇東京・秩父宮ラグビー場

 東海大の「ポスト豊島」FB高平拓弥(3年)が、2つのノーホイッスルトライで存在を強烈にアピールした。前半開始直後、自陣深くからの攻撃で、右サイドを突っ走り先制トライ。1対2の場面ではパスダミーを使って1人を外し、あとはスピードで抜き去る個人技トライだった。20-10で迎えた後半開始直後にも、中央に飛び込んでトライ。試合の行方を決定付けた。

 今季のチームは、多くの主力選手が卒業で抜けた。昨季までのトライゲッターで、7人制日本代表のFB豊島翔平(現東芝)もその1人だった。跡を継いだ高平は先週、東芝との合同練習で豊島と再会した。「豊島さんからは『自信があるときは外に勝負しろ』とアドバイスされました」。先輩の忠告通りのプレーで、チームを快勝に導いた。