<ラグビーW杯:日本23-23カナダ>◇27日◇1次リーグA組◇ネーピア

 母国ニュージーランドで開催されたW杯を未勝利で終えた日本代表のジョン・カーワン・ヘッドコーチ(46)は、悔しさを押し殺した。残り7分で8点差を守れず、試合終了まで1分の後半39分に痛恨の同点PGを献上。今大会は得点した直後に点を許す悪循環を、最後まで修正できなかった。

 カーワン・ヘッドコーチは「今日は勝つことができた試合でした。ほとんどの時間において、ゲームを支配することができ、ジャパンがやりたい攻撃を多く示すことができたゲームだったと思います。ジャパンスタイルのゲームが続くと、カナダも必死になっていたと思います。後半簡単なミスが多く、最後の一押しがなく、引き分けに終わったことは本当に残念です。選手たちは、すべてを出し切ってプレーしてくれたと思います。良くやったと思います。勝利することはできませんでしたが、最後まで持てる力をこのゲームにささげてくれました」とコメントした。