<ラグビーW杯:日本23-23カナダ>◇27日◇1次リーグ◇ネーピア

 1分け3敗のA組最下位に終わった日本代表だが、皮肉にも4試合中3試合でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM=優秀選手)に選出された。残り1分にPGを決められ、痛恨の引き分けに終わったこの日のカナダ戦は、日本国籍を持つフランカーのバツベイ・シオネ(28=パナソニック)がMOMに選ばれた。

 拓殖大出身のバツベイは「勝ちたかったけれども、自分自身、全力を出し切れたと思います。今回ワールドカップ4試合でMOMを3人も受賞したことは、日本のラグビーがレベルアップしている証拠だと思います。少しでも次につながると思います」と気丈に話した。

 日本は初戦の10日フランス戦でSOジェームス・アレジ(32=ノッティンガム)、第3戦の21日トンガ戦でマイケル・リーチ(22=東芝)が選ばれている。