問題が長期化する日本クレー射撃協会に対し、監督官庁である文部科学省は27日、事情説明を求める意向を示した。

 杉浦久弘競技スポーツ課長は、2月の同協会総会で赤字解消のために基本財産を取り崩す方針が承認されたことについて「認可なく取り崩しているとしたら重大なルール違反。法人として信用を失う」と厳正に調査する姿勢を強調した。協会側は「既に認可を求めた」と主張している。

 新旧執行部の対立には「仲介役をしているが、根が深くうまく進んでいない。混乱を収拾するのが先決だ」と述べた。