<世界体操>◇4日目◇10日◇東京体育館

 男子団体総合で4連覇中の中国は予選3位。合計得点に響く大きな失敗はなかったが、全種目で点数が伸びなかった。主力の陳一氷は「緊張感や興奮がなかった。決勝は力を尽くす」と動揺した様子を見せず、さばさばした表情で話した。

 技の出来栄えを10点満点で評価する演技実施点が、跳馬で9点台を連発した以外は低調だった。2008年北京五輪で団体総合と種目別の床運動、鉄棒の3冠に輝いた鄒凱は「日本と同じ日にやれば違いが分かるから気にしない」と強気な姿勢を崩さなかった。