<フェンシング:世界選手権>◇4日目◇12日◇イタリア・カターニア◇個人2種目

 男子エペ2回戦で、北京五輪代表の西田は前回大会の銅メダリスト、リュスネを一時は7-3とリードした。だが、追い付かれ、最後は13-13から2点を取られた。負けが決まるとピスト(舞台)にしゃがみ込んだ同種目の日本の第一人者は「勝てないと意味がない。冷静な部分を忘れた」と顔をしかめた。

 途中から距離を置いて攻めてきた相手に対応できなかった。ロンドン五輪では男子エペは団体を実施せず、個人で出場を目指す。出場権は来年3月末の世界ランキングなどで決まるが、今大会の2回戦敗退で「厳しくなって残念」とうつむいた。