エベレストの無酸素、単独登頂と、山頂からのインターネット生中継を目標に遠征していた登山家の栗城史多(のぶかず)さん(29)が日本時間12日午後3時15分、下山することを決めた。7800メートル地点に荷揚げした食料や荷物がカラスに荒らされ、必要装備がなくなっていたことが理由。13日に登頂予定だったが、生中継は中止になった。栗城さんはツイッターで「とんだ結果ですが、ここで下山となりました。日程にも限りがあり、これが最後のアタックでした。ショックです。もう涙は出すぎて出ません」などと報告した。